中央社会保険医療協議会は13日の総会で、新薬14成分33品目を19日付で薬価基準に収載することを了承した。費用対効果評価の対象品目は1品目、対象候補品目が1品目、また、新薬創出等加算の対象品目は5品目となった。有用性加算の加算率は、最高が低リン血症性くる病・骨軟化症の新薬「クリースビータ皮下注」(協和キリン)の45%で、35%も2成分あった。【ライター 設楽幸雄】
費用対効果評価は、ピーク時市場規模が100億円以上のもの(H1)と単価が著しく高いもの(H3)を対象品目とする。
武田薬品工業のうつ病薬「トリンテリックス錠」は、ピーク時予想市場規模が227億円で、H1に該当する。H3の該当品はなかった。
企業側は、薬価収載から9カ月以内に費用対効果評価の分析資料を厚生労働省に提出。厚労省は専門機関での分析を3カ月程度で実施し、その結果に基づいて3カ月後に薬価を再算定する。
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