2020年4月の薬価改定での実勢価の反映について議論した中央社会保険医療協議会・薬価専門部会は、診療側と支払側の双方が、次回診療報酬改定の予算編成の観点から、10月の消費税改定後の実勢価を反映できない状況は「仕方ない」とし、厚生労働省の提案通り、10月改定前に行った薬価調査に基づく改定とすることを了承した。ただ、今後の毎年薬価改定に向け、調整幅2%の見直しが必要との意見があった。【ライター 設楽幸雄】
中医協・薬価専門部会の議論では、20年4月の薬価改定には19年10月の消費税改定後の実勢価を反映させるべきだが、10月改定後に薬価調査を実施した場合には、12月中となっている、薬価改定を含む20年4月の診療報酬改定全体の予算編成に間に合わない状況にあることに、診療側と支払側の双方が理解を示した。
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