「とことん解説・中医協」では、2020年度診療報酬改定の議論について、背景も含め、できるだけ分かりやすく解説します。
今回、10月30日の中央社会保険医療協議会(中医協)・総会などでテーマとなった、かかりつけ医機能などについて触れます。【大戸豊】
■機能強化加算の要件をどう見直すのか
30日の中医協では、外来がテーマの一つになりました。
機能強化加算の要件見直しへ、掲示の内容
機能強化加算は、かかりつけ医機能に関する診療報酬を届け出ている診療所または200床未満の病院で算定可能で、全ての初診患者に一律80点を算定できます。
専門医療機関への受診の要否の判断などを含む、初診時の機能を評価する観点から、18年度改定で新設され、1048病院、1万1793診療所が届け出ています(18年7月1日時点)。
機能強化加算の要件
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