厚生労働省は29日、新たに重大な副作用などが確認された医療用医薬品について、添付文書(使用上の注意)改訂の指示を出した。改訂の対象となった主な医薬品は以下の通り。【新井哉】
〔ボノプラザンフマル酸塩〕商品名はタケキャブ錠10mg、同20mg。胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍などに効能・効果がある。「重大な副作用」の項に「汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少」を追記する。国内症例が集積したため、専門委員の意見も踏まえた調査の結果、改訂することが適切と判断した。過去3年の副作用報告で肝機能障害の関連症例が19例(死亡症例は2例)あり、このうち医薬品と事象との因果関係が否定できない症例が2例(死亡はゼロ)あった。
(残り933字 / 全1264字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】