厚生労働省は29日の「社会福祉法人の事業展開等に関する検討会」に、社会福祉法人が中核となる非営利連携法人制度創設に向けた論点を示し、議論をスタートさせた。年内に取りまとめを行う考えだ。【齋藤栄子】
医療の分野では、協働により地域の医療体制を効率化する「地域医療連携推進法人制度」が設けられていて、29日現在で14法人が認定されている。社会福祉法人においてもこの仕組みを参考に、新たな連携法人制度による福祉サービスの協働化や、合併による大規模化を見据えた取り組みを進めるため、連携法人制度を創設する。
厚労省は、地域医療連携推進法人制度に照らし、社会福祉法人を中核とした非営利連携法人の、▽目的▽名称▽法人格▽業務▽活動区域-など、検討すべき課題について16項目に整理した=資料1=。
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