医薬品医療機器総合機構(PMDA)は23日、厚生労働省の医薬品・医療機器等安全性情報(No.367)をホームページに掲載した。安全性情報では、添付文書(使用上の注意)の改訂を指導した、「バリシチニブ」(オルミエント錠4mg、同2mg)、「オシメルチニブメシル酸塩」(タグリッソ錠40mg、同80mg)を取り上げ、医療関係者に注意を促している。【新井哉】
オルミエント錠は、既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)に効能・効果がある。使用上の注意の重大な副作用に「肺塞栓症及び深部静脈血栓症があらわれることがある」と追記していた。直近約1年10カ月(2017年9月-19年6月)の副作用報告で因果関係が否定できない静脈血栓塞栓症関連症例が1例(死亡はゼロ)あった。過去1年間の推定使用患者数は約4,000人。
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