安全な画像検査の実施を促すため、厚生労働省は23日の中央社会保険医療協議会・総会で、日本医学放射線学会のガイドライン(指針)に基づいて医療機関がCT検査を実施した場合に診療報酬で評価することを論点に挙げた。委員からは、診療報酬での評価よりも、CT検査のプロトコル(手順)の標準化を先に進めるべきだとの意見があった。【松村秀士】
厚労省によると、日本国内での医療被ばくの線量は世界の平均と比べて高く、特にCT検査による被ばくがその大きな要因となっている。また、日本学術会議は、放射線利用の有効性を損なわずに不必要な被ばくを避けるため、「CT検査の検査適応基準の充実と活用」などの提言を行っている。
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