厚生労働省は18日、診療実績が乏しい自治体立や公的な424病院の地域での役割を「再編統合」も含めて見直すよう各都道府県に要請する方針を、省内の検討会で改めて示した。ただ、医療系の団体からは、「再編統合」のリストに載った病院への風評被害を懸念したり、地方への丁寧な説明を厚労省に求めたりする声が上がった。【兼松昭夫】
424病院の役割の見直しに対する地方側の理解を促すため、厚労省では自治体などとの意見交換会を、全国の7ブロックで月内に順次開く。
厚労省は18日に開かれた「医療計画の見直し等に関する検討会」で、424病院のリストを公表するまでの経緯を報告。「再編統合」には規模縮小や医療機能の見直しなどが含まれ、病院自体の統廃合を伴うとは必ずしも限らないことを改めて説明した。
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