厚生労働省は、16日に開かれた中央社会保険医療協議会の「入院医療等の調査・評価分科会」で、「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)IIの評価対象外の手術のうち、入院での実施率が100%、かつ年間1,000件以上の手術が計33種類あるとする分析結果を示した。その上で、これらの入院実施率が高い手術を看護必要度IIのC項目の評価対象に追加することも含めて議論するよう促したが、委員の意見は分かれた。【松村秀士】
厚労省は分科会で、看護必要度の評価項目に関する追加の分析データを報告した。それによると、看護必要度IIのC項目に該当する794の手術ごとの入院実施割合は、大半の手術が9割以上だった一方、9割未満の手術は、「胸壁腫瘍摘出術」や「腹直筋離開手術」など計15種類あった。この中には、5割を下回る「膀胱脱手術(その他)」が含まれていた。
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