厚生労働省は16日に開かれた中央社会保険医療協議会の「入院医療等の調査・評価分科会」で、「中心静脈栄養」の継続期間を推定するため、中心静脈カテーテルから投与される高カロリー輸液の投与状況の追加分析の結果を報告した。療養病棟への入院期間中、投与日数が60%以上80%未満の医療機関が最も多かった。【齋藤栄子】
分科会では、2020年度診療報酬改定に向けて、18年度改定で見直された療養病棟入院基本料などの改定の影響について議論が進んでいる。
療養病棟入院基本料の医療区分3の該当患者は、要件のうち「中心静脈栄養」に該当する割合が最も多かったことが9月の分科会で示され、割合の多さが問題となった。これを受けて、中心静脈栄養の継続期間を推定するため、厚労省は投与状況の分析結果を報告した。
療養病棟で高カロリー輸液を投与されている患者の割合では、0%の医療機関が最も多かったが、50%以上の医療機関もあった=資料1=。
(残り417字 / 全824字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】