中央社会保険医療協議会・薬価専門部会は9日、次期薬価制度改革で製薬団体が見直しを求めていた新薬創出等加算の品目要件と企業要件、また、後発品の薬価算定について議論した。新薬創出等加算では、品目要件について業界要望を一部受け入れる意見があったものの、企業要件は委員側が求めた開発品目数に代わる案が出ていないことなどに対し、厳しい姿勢が示された。後発品は、新規収載時の0.5掛けの引き下げに慎重な意見が多かったが、9月の薬価調査の結果を見る必要があるとされた。【ライター 設楽幸雄】
新薬創出等加算の品目要件の現行規定は、▽希少疾病用医薬品▽開発公募品▽加算適用品(画期性・有用性など)▽新規作用機序医薬品(革新性・有用性のあるものに限る)-を原則としている。
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