財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の財政制度分科会は9日、2020年度政府予算編成への提言(建議)の取りまとめに向けて社会保障の見直しを巡る議論をスタートさせ、財務省は、要介護2までの訪問介護と通所介護を、市町村が行う地域支援事業に切り替えることを改めて提案した。介護分野での給付と負担の見直しの具体策という位置付けで、それによって軽度者のコストを3割程度抑制できるとみている。建議は11月下旬ごろの取りまとめを目指す。【兼松昭夫】
軽度者に対する介護サービスの見直しを巡っては、要支援者への訪問介護と通所介護の地域支援事業への切り替えが18年3月末までに完了した。財務省は今回、それに加えて要介護1と要介護2についても切り替えを主張した。
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