急性期医療の在り方の標準化を目指しているDPC制度の中で、標準から著しく外れる病院についての分析が進んでいる。最終的には、DPC病院としての要件に組み込まれ、要件に該当しない病院はDPCから退出となる。その要素となるのは、▽医療資源投入量▽在院日数▽「手術なし」かつ「手術・処置等1なし」症例割合-の3指標とみられる。要件化は次回診療報酬改定後の課題とされたが、現状で該当する病院が相当数あることが明らかにされた。【ライター 設楽幸雄】
3日の中央社会保険医療協議会「入院医療等の調査・評価分科会」で報告されたDPC作業グループの分析から、3つの指標に関連して、「DPC制度になじまない可能性のある病院」像が示された。
(残り1522字 / 全1829字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】