厚生労働省は、3日に開かれた中央社会保険医療協議会の「入院医療等の調査・評価分科会」で、認知症ケア加算を含めた「横断的事項」を論点として示した。加算の算定状況などを踏まえ、「加算等の要件についてどのように考えるか」と議論を促した。【新井哉】
厚労省は、認知症ケア加算の現状と課題として、▽急性期一般入院料1および特定機能病院において認知症ケア加算1の届け出が多かった▽認知症ケア加算1を届け出ていない理由として最も多かったのは、認知症ケアチームの要件である専任の常勤医師の確保であり、特に認知症ケア加算2を届け出ている施設で該当割合が多かった▽認知症ケア加算を届け出ていない施設においても、認知症患者に対するさまざまな取り組みがなされていた―ことを挙げた。
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