DPC病院で、平均から外れて医療資源投入量が少なく在院日数が長い場合にはDPCになじまない可能性があるとして、DPC退出ルールの検討が進められている。病院ごとの分析の結果、急性心筋梗塞や脳梗塞で手術も処置もなしの症例の多い病院が特定され、在院日数が長くかつ医療資源投入量が少ない13病院も特定された。しかし、さらに該当病院に対しては書面調査やヒアリングによる評価分析を引き続き行うこととし、退出ルールの検討は次回診療報酬改定後の課題とされた。【ライター 設楽幸雄】
中央社会保険医療協議会「入院医療等の調査・評価分科会」のDPC等作業グループが、3日の分科会に分析結果を報告し、了承された。
分科会では、DPC等作業グループによるこれまでの報告内容の取りまとめを行って、中医協の診療報酬基本問題小委員会に報告し、さらに同小委員会が中医協・総会に報告する。総会では、この報告を受け、DPCに関する次回改定の具体案の検討を進める。
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