厚生労働省は27日、医道審議会・医師分科会(分科会長=中谷晴昭・千葉大副学長)の第3回会合で、シームレスな医師養成に向けた共用試験の公的化の方向性などを盛り込んだ報告書案を示した。次回の会合で報告書案について議論した上で、正式な報告書を公表する予定。【新井哉】
これまでの会合では、OSCE(Objective Structured Clinical Examination)の公的化に関しては模擬患者への対応や質の均てん化の必要性、評価体系の公平性の重要性に言及する意見が出ていた。「Student Doctor」の法的位置付けや医学教育への影響についても、診療参加型臨床実習を行う医学生を守るためには、法的な位置付けは必要との意見があった一方、医学生が早期に医行為を行うことに否定的な見解も示されていた。
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