厚生労働省は26日に開かれた中央社会保険医療協議会の「入院医療等の調査・評価分科会」で、総合入院体制加算を届け出ている医療機関は3割程度とする調査結果を公表した。多くの医療機関が、精神病床の整備といった同加算の要件を満たすのが困難だと認識していることも分かり、分科会では同加算の要件について「機能分化に逆行している」との意見が出た。【松村秀士】
厚労省が公表したのは、2020年度の診療報酬改定の検討に向けた19年度調査の結果(速報)。それによると、777医療機関のうち、総合入院体制加算1(240点)の届出施設は約4%で、同加算2(180点)では約12%、同加算3(120点)では約10%だった。届け出ていない施設は約74%。
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