中央社会保険医療協議会は25日の総会で、調剤報酬(その1)を議題とした。厚生労働省は、政府の骨太方針2019が「調剤料などについて適正な評価に向けた検討を行う」としていることを踏まえ、「調剤料の見直し」を取り上げた。日本薬剤師会常務理事の有澤賢二委員は、日数倍数制の14日以内の見直しに取り組むべきとし、一方で薬局経営の観点から段階的かつ慎重に行うべきとした。診療側と支払側からは、一包化加算についても機械化による場合は見直しが必要との意見があった。【ライター 設楽幸雄】
調剤料見直しについては、日薬常務理事の有澤委員を含め、診療側、支払側からの意見の全てが「見直しが必要」とした。
骨太方針2019は、調剤報酬の在り方を特に取り上げ、▽かかりつけ機能に応じた適切な評価や、対物業務から対人業務への構造的な転換の推進などを20年度改定に向け検討する▽調剤の実態や報酬体系を踏まえ、調剤料などの技術料について適正な評価に向けた検討を行う-などとしている。
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