厚生労働省は24日、「医療等情報の連結推進に向けた被保険者番号活用の仕組みに関する検討会」(座長=森田朗・津田塾大総合政策学部教授)の会合で報告書案を示し、大筋で了承された。座長に文言の修正を一任しており、修正などの調整が終わり次第、正式な報告書を公表する。【新井哉】
報告書案では、医療等情報の連結に向けた検討の経緯を冒頭に記載。2018年8月に医療等分野情報連携基盤検討会がまとめた報告書で、医療等分野における識別子として、個人単位化される予定の被保険者番号履歴の提供を受けることができる仕組みの整備を目指す方向性が示されたことや、19年の通常国会で成立した健保法等一部改正法で、被保険者記号・番号の個人単位化やオンライン資格確認の導入などが盛り込まれたことを取り上げ、「基盤検討会の報告書の内容の実現に向けた素地が整いつつある」としている。
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