東京都は、2019年度の定例監査報告書(18年度執行分)を公表した。主な指摘事例として、都立大塚病院(豊島区、508床)の「物流管理等業務委託」を取り上げ、「病院において、物品管理のシステムに計上されている在庫数と実際に倉庫に保管されている在庫数が異なっているにもかかわらず、病院は差異の状況を把握していなかった」としている。【新井哉】
報告書によると、同病院は、共同購入物品を含む診療材料、医薬品、日用品などの物品について業務委託契約を締結し、受託者は、物流管理システムを使用し、納入業者からの購入物品の受け入れや、薬剤倉庫・用度倉庫から外来・病棟などへの物品の払出・搬送・収納などを行っている。
契約期間は18年4月1日から19年3月31日まで。契約金額は7538万8935円。管理品目数は、医薬品が約1800品目、診療材料が約3300品目、日用品・印刷物が約40品目となっている。
(残り503字 / 全894字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】