中央社会保険医療協議会の「入院医療等の調査・評価分科会」が19日に開いた会合で、厚生労働省は、短期滞在手術等基本料3(4泊5日まで)の対象とされている計17の手術や検査のうち9つで、外来など入院外での実施率が2018年5月に4割を超えていたとする分析結果を示した。それを受けて意見交換では、日帰り手術を行った場合に算定する短期滞在手術等基本料1に、そうした手術や検査を切り替えるべきだという意見があった。【兼松昭夫】
厚労省の分析では、短期入院(1泊2日)による顎下腺摘出術などの実施を評価する短期滞在手術等基本料2が、18年5月の1カ月間に全国でも79回しか算定されていなかったことも分かり、井原裕宣委員(社会保険診療報酬支払基金医科専門役)は、「現実的に役割を終えたというイメージ」だと指摘した。
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