厚生労働省の患者申出療養評価会議は12日、「遺伝子パネル検査による遺伝子プロファイリングに基づく複数の分子標的治療に関する患者申出療養」を了承した。遺伝子パネル検査の結果に基づいて、適応外の抗がん剤の投与(保険外診療)と保険診療との併用が認められる。審査では、地域的な偏りや施設のキャパシティーを懸念し、実施施設の拡大を検討するよう求めている。【吉木ちひろ】
了承された内容は、「遺伝子パネル検査を受け、actionableな遺伝子異常を有することが判明した患者」に対する適応外の抗がん剤の投与を認めるもの=表=。標準治療が存在しない、または標準治療が既に行われた後の患者が対象。
厚生労働省保険局の提示資料
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