国立成育医療研究センター(成育研)は9日、同センターなどの研究グループが少量の妊婦の血液から胎児の「RhD血液型」を判定する新たな出生前検査法を開発したと発表した。この成果により、日本人の一部で胎児の血液型の出生前検査が困難な症例でも分子遺伝学的な根拠に基づく診断・治療の方針が立てられるようになることから、国内でのRhD不適合妊娠の診断・治療方針を大きく変えることが期待されるとしている。【松村秀士】
新たな出生前検査法を開発したのは、同センター研究所の周産期病態研究部と同病院の周産期・母性診療センター、東京慈恵会医科大産婦人科学講座、昭和大産婦人科学講座、聖マリアンナ医科大小児科学講座の研究グループ。
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