厚生労働省は6日の「地域医療構想に関するワーキンググループ」(WG)に、地域医療構想区域内で公立・公的医療機関同士の所在地が近接しているかどうかの判断基準を提案した。判断の目安として、自動車での移動時間が「20分以内」「30分以内」などを例に挙げた。こうした厚労省案に強い反対意見は出なかった。【松村秀士】
地域医療構想の実現に向け、厚労省は、公立・公的医療機関のがんや脳卒中、救急医療など9領域の診療実績を分析し、これら全ての領域で「診療実績が特に少ない」とされた医療機関などに対し、2025年までに整備する医療機能ごとの病床数などの「具体的対応方針」の再検証を要請する。
9領域のうち、がんや脳卒中など6領域で類似の診療実績のある医療機関が構想区域内に2つ以上あり、さらに双方の所在地が「近接している」(類似の実績かつ近接)と判断した公立・公的医療機関にも再検証を求める。
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