9月4日に薬価収載となる新薬12成分17品目のうち、7成分9品目が新薬創出等加算の該当品とされた。そのうち2成分2品目が費用対効果評価の対象品として指定された。最も高額となったのは、その両者の対象となった発作性夜間ヘモグロビン尿症治療薬「ユルトミリス点滴静注300mg」(一般名ラブリズマブ、アレクシオンファーマ)の300mg30mL1瓶71万7605円だ。先に上市した米国よりわずかだが高くなった。【ライター 設楽幸雄】
革新的新薬では、自由価格市場で高い薬価を付けることができる米国で先に上市することが多く行われてきた。さらに、英仏独で上市して価格が付いた後に日本で上市すれば、薬価算定時に高い米国の価格を参考にすることができる可能性があるからだ。
しかし、その場合、日本での薬価が米国の価格を上回ることはほとんどない。
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