中央社会保険医療協議会は28日、診療報酬基本問題小委員会と総会を開催した。基本問題小委は、入院医療等の調査・評価分科会から入院基本料見直しと「重症度、医療・看護必要度」の見直し前後の状況などの検討状況の報告を受け、また、DPC対象病院・準備病院の募集に関する厚生労働省案の説明を受け、これらを総会に報告した。総会は、新薬の薬価収載、再生医療等製品の保険適用について審議し了承した。また、先進医療会議からの報告を受けた。2020年度診療報酬改定に向けた議題はなく、第2ラウンドの議論は次回以降となる。【ライター 設楽幸雄】
新薬は、12成分17品目が9月4日付で薬価収載となる。うち7成分が、薬価改定時に適用される新薬創出加算の対象品となった。同加算の適用品は、薬価改定時に最大で薬価据え置き、引き下げを受けても極めて小幅なものとなる。
また、革新性が高く、財政影響の大きい医薬品・医療機器に対する費用対効果評価の対象に2成分が指定された。有用性系加算が算定されてピーク時市場規模予測100億円以上のH(1)が1成分、費用対効果評価品目を最類似薬として算定されたH(5)が1成分。
今後、メーカーが費用対効果評価のデータを厚労省に提出。第三者機関の分析を踏まえて、約15カ月後に薬価が再算定される。
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