次回診療報酬改定に向けたDPC制度の在り方として、「医療資源投入量が少なく平均在院日数が長い病院」について「DPCの報酬水準が他と比べて不公平」との議論があり、それらの病院の分析をさらに進める。急性期病院を対象とするDPC制度の中で、診療密度が低く、かつ在院日数が長い病院は外れ値とされ、DPC制度からの退出を含めた検討が進められている。分析からは、専門病院の状況も洗い出されるようだ。【ライター 設楽幸雄】
25日の「入院医療等の調査・評価分科会」に、DPC/PDPS 等作業グループが進めている分析の報告が行われた。同分科会は、中央社会保険医療協議会の下部組織。その検討結果は診療報酬基本問題小委員会に報告される。かつてはDPC分科会もあったが、入院医療等分科会に統合され、DPC制度の具体的な検討は、同分科会内のDPC/PDPS 等作業グループで行うこととなっている。
(残り1485字 / 全1868字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】