全国自治体病院協議会はこのほど、「医師の働き方改革に関するアンケート調査結果」を公表した。2017年8月から19年2月末までの間に、労働基準監督署から是正勧告・指導を受けたと回答したのは71病院だった。【齋藤栄子】
調査は、875会員病院を対象に19年2月27日から3月22日まで行われた。回答数は270会員病院。17年8月から19年2月末までの間に、労働基準監督署から是正勧告・指導を受けたと回答したのは71病院で、病床規模別に是正勧告・指導を受けた病院の割合を見ると、500床以上(61%)が最も多く、次いで400床台(41.9%)、200床台(35%)の順。
是正勧告・指導の内容は(複数回答)、「36協定の定めなく、または定めを超えた時間外労働があった」(59.2%)、「適切に労働時間が管理(把握)されていなかった」(45.1%)、各種手当の算定不備、宿日直が時間外労働と指摘されるケースなどによる「割増賃金の不払い」(35.2%)の順に多かった=資料1=。
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