厚生労働省は2019年4月1日現在のDPC病院の状況をまとめた。病院数は1727病院で一般病床のある5835病院の29.6%、DPC病床数は48万2361床で一般病床89万865床の54.1%となった。また、医療機関別係数では、激変緩和係数が全てゼロとなった中での分布状況を初めて示した。大学病院本院群は1.18以上、DPC特定病院群は1.12以上1.22未満、DPC標準病院群は1.04以上1.2未満に分布しており、階層的な分布状況となった。【ライター 設楽幸雄】
DPC病院の医療機関別係数については、DPC病院となる直前の各病院の出来高算定による入院収入水準を確保するために調整係数が設定されていたが、機能評価係数IIへの置き換えを進め、病院群ごとの基礎係数も設定して、18年度診療報酬改定でその置き換えを完了した。ただ、激変緩和のため、改定年度の1年間限定で激変緩和係数が設定されていた。
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