DPAT(災害派遣精神医療チーム)の支援活動の課題や災害拠点精神科病院の医療従事者を対象にした研修プログラム案などを盛り込んだ報告書を、DPAT事務局がまとめた。災害時のDPATの課題などを挙げ、研修に反映させる必要性を提示。既存の災害拠点病院関連の研修を活用しながら、独自の研修を実施する方向性を示している。【新井哉】
災害精神科医療関係事業を巡っては、厚生労働省が2019年度から社会・援護局から医政局へ移管。災害拠点精神科病院については、指定要件が医政局の検討会で議論されている。
医政局は、施設に関する要件として、▽診療機能を有する施設は耐震構造とする▽自家発電などを保有し、3日分程度の燃料を確保しておく▽適切な容量の受水槽の保有などにより、災害時の診療に必要な水を確保する―といったことを提案済みで、災害拠点病院に準じた体制が整う見通しだ。
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