固形がん患者の遺伝子変異を判定して、より適切な薬物療法の選択につなげる国内初の「がん遺伝子パネル検査」2種類を6月から保険適用することを29日、中央社会保険医療協議会が了承した。保険償還価格は、特定保険医療材料ではなく既存の技術料を準用した新規技術料を設定。検体提出時のパネル検査実施料8000点、結果説明時のパネル検査判断・説明料4万8000点、合計5万6000点とする。【ライター　設楽幸雄】

　中外製薬の「FoundationOne CDx がんゲノムプロファイル」と、シスメックス社の「OncoGuide NCC オンコパネルシステム」だ。がんゲノム医療中核拠点病院などの指定病院のみが実施できる。

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