エーザイ(内藤晴夫社長)は23日、サイエンティフィックミーティング2019を開催し、神経領域とがん領域の開発状況を説明した。米メルク社と共同開発を進めている抗がん剤「レンビマ」(レンバチニブ)と抗PD-1抗体薬「キイトルーダ」(ペムブロリズマブ)との併用療法は、11の臨床試験が進行中で、米国FDAのブレイクスルーセラピーの指定を受けている「子宮内膜がんの2次治療」は19年度中に米国で承認申請を目指すことを明らかにした。【ライター 設楽幸雄】
レンビマ/キイトルーダ併用療法で、子宮内膜がん2次治療について米国FDAによるブレイクスルーセラピー指定を受けた適応は、「マイクロサテライト不安定性(microsatellite instability:MSI)が低頻度または陰性、あるいはDNAミスマッチ修復機能(proficient mismatch repair:pMMR)を有し、少なくとも1回の全身治療歴のある進行性または転移性の子宮内膜がん」となっている。18年7月に指定され、開発計画への助言や迅速審査などを受けることができる。
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