エーザイの内藤晴夫社長は7日記者会見し、2020年度中期経営計画のうちROEと営業利益は前倒しで達成の見込みとなり、25年度には社内目標のROE15%を大きく上回る20%レベルが見込まれ、売上高は20年度目標の8000億円からさらに倍増する見通しであることを明らかにした。抗がん剤「レンビマ」の売り上げ拡大と米メルク社の抗PD-1抗体薬「キイトルーダ」と「レンビマ」との併用の承認が米国で19年度以降に見込まれるためだ。【ライター 設楽幸雄】
エーザイの20年度中期経営計画は、売上高8000億円以上、営業利益1020億円以上、ROE(自己資本利益率)10%以上などとしている。抗がん剤「レンビマ」(一般名:レンバチニブ)と抗てんかん薬「ファイコンパ」(ペランパネル)の売上拡大を基本とした目標だ。現在進行中の18年度は、売上高6365億円、営業利益900億円の見込み。
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