日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会の3団体合同の病院経営定期調査で、2018年度医療費改定後の6月は、1病院当たりの医業収益0.9%増に対し医業費用は1.4%増となり、医業収支の赤字幅が拡大したとするデータをまとめた。しかし、6月は前年に比べて平日数が1日少なく、厚生労働省の調査でも1病院当たり医療費の伸びは低かった。厚労省の4-9月データは、1病院当たり医療費が3.0%増で、年間を通してもその程度にはなりそうだ。【ライター 設楽幸雄】
3団体合同調査は、これまで各団体がそれぞれに毎年6月分を対象に実施してきた調査を今回初めて合同で行ったもの。18年6月分の結果の前年同月比、また、17年度と16年度の年間分のデータも調べた。
18年6月分で見ると、1病院当たり医業収益は6億1364万円で前年同月比0.9%増、医業費用は6億5604万円で1.4%増となり、医業収支は4240億円の赤字。赤字幅が354億円拡大した。
(残り448字 / 全861字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】