中央社会保険医療協議会は20日の総会で、新薬13成分19品目を26日に薬価収載することを了承した。費用対効果評価はまだ適用されないが、アステラス・アムジェン・バイオファーマの「イベニティ皮下注」と第一三共の降圧剤「ミネプロ錠」は、有用性加算が付きピーク時100億円以上のため対象範囲に入る。また、13成分中9成分が薬価改定時に価格維持や下げ幅を少なくする新薬創出加算の適用となる。有用性系加算品や希少疾病用医薬品などが対象だが、初めて「新規作用機序」として適用となるものが2成分あった。【ライター 設楽幸雄】
新薬は、年4回のペースで保険収載となる。メーカーからの承認申請は随時提出されるが、厚生労働省はPMDAによる審査を経て年に4回開催する薬事・食品衛生審議会の医薬品部会の了承を得て、薬機法に基づく製造販売承認を年に4回出している。
その薬事承認を得た新薬は、メーカーからの薬価基準収載の申請を受け、承認から60日以内で薬価基準に収載することがルールとなっている。
年度ベースで見ると、5月、8月、11月、2月が標準的な収載月であり、今回は2018年度最終の収載となる。
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