2018年度の医療費の伸び率は、10月までで0.9%増で、依然としてゼロパーセント台の低い水準にある。社会保険診療報酬支払基金による社会保険分と国民健康保険中央会による国民健康保険・後期高齢者医療分で10月診療分までの状況が明らかになった。累計の伸びは8月にようやく1.0%に届いたが、9月に平日数が2日少なかったことが大きく影響した。【ライター 設楽幸雄】
社会保険分と国民健康保険・後期高齢者医療分を合計した18年度の医療費の伸びは、スタート時点の4月が0.7%と、厚生労働省による概算医療費で最近5年間では年度として▲0.4%とマイナスを記録した16年度に次ぐ低い伸びになった。概算医療費ベースでは4月の伸びは0.8%だった。
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