厚生労働省は28日、最近の医療費の動向と最近の調剤医療費の動向の2018年8月号をまとめた。18年度4-8月の医療費の伸び率は1.0%となったが、休日数補正後は0.6%にとどまる低い伸びの状態が続いている。1日当たり医療費で大学と公的の病院の高い伸びが続き、保険薬局のマイナス4%程度という状況も変わらない。調剤の後発品比率は75.0%に達した。【ライター 設楽幸雄】
18年度の医療費の伸び率は1%に届かず、0%台にとどまる方向で推移している。4-8月で初めて1.0%と1%台を記録したが、7月と8月がいずれも土曜日が1日少なく平日数が1日多かったためだ。その分患者数が多くなり、伸び率が高くなる。
しかし、9月以降は平日数が多い月は少ない。前年並みなら伸び率は0%台にとどまるため、年度を通じても0%台の可能性が高まっている。
(残り739字 / 全1101字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】