2018年度の医療費の伸びは4-8月で1.0%とかろうじて1 %台となった。7月に続いて8月も平日数が1日多かったためだ。9月以降も月により平日数の増減はあるが少ない方が多く、このまま行けば、年度を通じた伸びは0%台の可能性が高い。16年度の▲0.4%に次ぐ低い伸びとなる。薬価引き下げの影響で調剤がマイナス。しかし、入院は近年で最も高い伸びを示し、入院外も堅調だ。【ライター 設楽幸雄】
被用者保険を扱う社会保険診療報酬支払基金と国民健康保険・後期高齢者医療などを扱う国民健康保険中央会の支払確定状況が8月分までまとまった。
4月の年度スタート時から、総額は0.7%増と低率だった。薬価引き下げ7.48%の影響を受ける調剤が▲3.2%となったことが大きい。一方で、入院は1.8%増、入院外は1.5%増、歯科も1.2%増と堅調な伸びを示した。
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