消費税5%から8%への引き上げ時の診療報酬の補填不足の是正について、厚生労働省は2019年10月実施予定の10%への引き上げ時の診療報酬改定の中で行う方針だ。5%から8%引き上げ時の補填不足の是正を行った上で、8%から10%への引き上げに対応した改定を行う。ただし、過去の過不足分を清算することにはならない。【ライター 設楽幸雄】
19年10月予定の消費税10%への引き上げ時の診療報酬による対応については、9月19日の中央社会保険医療協議会の「医療機関等における消費税負担に関する分科会」に厚労省が提示した「論点整理」が、「個別項目への配点」以外ではおおむね受け入れられており、その方向で議論が進められる。
16年の5%から8%への引き上げ時に決めた初再診料など基本料を中心に配点するという方針が踏襲される。分科会では、そのこと自体に異論は出ていない。
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