厚生労働省の樽見英樹保険局長は19日、中央社会保険医療協議会の「医療機関等における消費税負担に関する分科会」で、2014年の消費税引き上げ時の診療報酬措置に関する補填状況調査の誤りについて「誠に申し訳なく、深くお詫びする」と謝罪した。一方、19年10月の引き上げに向けてはより適切な補填を行うとともに、補填の過不足に対する新たな税制措置について「医政局と連携して全力で取り組みたい」と表明した。税制措置を中医協に約束した形であり、実現の可能性が高くなってきた。【ライター 設楽幸雄】
樽見保険局長は、分科会審議の冒頭で発言、補填状況調査の誤りについて「調査に誤りがあり、誤って補填率を算定し公表してしまった。補填状況について誤った認識を世の中に流布させてしまった」と認め、「誠に申し訳なく、深くお詫びする」と明確に謝罪した。
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