診療報酬調査専門組織「医療機関等における消費税負担に関する分科会」が19日に開かれ、厚生労働省は、2019年10月に予定されている消費税の引き上げに向けた「補てん項目への配点の考え方」などを示した。14年度診療報酬改定の病院・診療所の財源配分の方法について、病院ごとに補てんのばらつきが生じている要因の可能性があると指摘。分科会に対し、配分や設定を「工夫」することを検討するよう促しており、配分方法などが見直される可能性が出てきた。【新井哉】
■「病院ごとに補てんばらつき」
14年度改定では、病院と診療所で財源の配分を行った上で、▽診療所に配分される財源については、ほぼ全額を初診・再診料に配分する▽病院に配分される財源について、診療所に乗せた点数と同じ点数を初診・再診料に乗せ、余った財源を入院料に上乗せする-としていた。
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