日本医師会総合政策研究機構(日医総研)がこのほど公表したワーキングペーパー(WP)によると、全国の地域医療情報連携ネットワークの約4割が、2012年度から16年度までに、何らかの理由で運用を中止・終了したり、他と統合したりしている。地域全体で住民の健康を見守るための地域医療情報連携ネットワークを継続的に運用するにはどうすればいいのか。WPから、その手掛かりを探る。【松村秀士】
日医総研が公表したWPのテーマは、「ICTを利用した全国地域医療情報連携ネットワークのケーススタディ」。既存の9つの地域医療情報連携ネットワークを取り上げた上で、その特徴や導入・運営に当たっての課題、留意点などを挙げている。
■システム開発経験者の採用で整備費などを適正化
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