認定看護師制度の見直し内容が固まった。日本看護協会(日看協)がこのほど公表した同制度の設計案では、新制度での教育や認定審査の開始時期を明確にするとともに、現行制度での認定看護師が所定の「特定行為研修」を修了すれば、新たな認定看護師に移行できるとの見解を示した。日看協では設計案に関するパブリックコメントを8月10日まで募集。それらを踏まえた上で、9月ごろに新制度の概要を正式に決定する。【松村秀士】
認定看護師制度は、熟練した技術と知識を用いて質の高い看護実践ができる認定看護師を養成して看護ケアの質向上などにつなげるため、1995年にスタートした。
しかし、患者の在宅移行など制度開始時から医療情勢が変化していることから、日看協は医療施設内での看護活動に軸足を置いた現行制度を再構築する。主な見直し点は、▽教育での特定行為研修の組み込み▽21の認定看護分野の再編―の2つ。
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