経済産業省はこのほど、「医療・介護領域等におけるグローバルトレンドに関する調査」報告書を公表した※。米国、欧州、中国のデジタルヘルスケアの事例を紹介しつつ、患者価値の最大化を目指し、医療機関、保険者、製薬企業などの利害関係者が、アウトカム最大化とコスト適正化の目的を共有する「バリューベースドヘルスケア」の考え方なども説明している。【大戸豊】
※「平成29年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備」の一環で、ボストンコンサルティンググループが調査を担当
■ICT活用のヘルスケアサービスも多様に
報告書では、デジタルヘルスケアの海外事例(米国、欧州、中国)を紹介している。
デジタルヘルスケアのサービスについては、(1)個別化されたヘルスケアサービス(2)医療機関/保険者の経営サポート(3)医療・介護のコミュニケーションツール(4)匿名情報を利用した研究開発-の4つに区分している。
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経済産業省「医療・介護領域等におけるグローバルトレンドに関する調査」より(以下同様)
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