厚生労働省は23日に開かれた中央社会保険医療協議会(中医協)の総会で、診療報酬改定結果検証部会から報告された2018年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査の実施案を示し、了承された。今回の特別調査では、医科ではかかりつけ医機能などの外来医療に係る評価や他の医療機関と連携した訪問診療の状況、医療従事者の負担軽減に関する加算の届け出状況と職員体制、勤務状況などがポイントとされている。【大戸豊】
特別調査は、診療報酬改定結果検証部会が18年度改定の結果を検証するために、基本方針や中医協の附帯意見を踏まえつつ実施される。
今回、医科の調査項目は、▽かかりつけ医機能などの外来医療に係る評価▽在宅医療と訪問看護の評価▽医療従事者の負担軽減、働き方改革の推進-が中心となる。
特別調査は、18年度と19年度に分けて実施されるが、18年度調査については、調査検討委員会で調査設計や調査票などを検討し、8-9月には検証部会、総会で調査票を決定する。19年1月には、調査検討委員会で調査結果を検討し、報告を行う。
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