中央社会保険医療協議会(中医協)はこのほど、2018年度診療報酬改定案を加藤勝信厚生労働相に答申した。かかりつけ医機能などに関する報酬について整理した。【大戸豊】
■地域包括診療加算、24時間対応は連携医療機関との協力でも可
地域包括診療料などについては、診療所の医師配置も、常勤1人と非常勤医師の組み合わせを認める。また、地域包括診療加算では、在宅患者への24時間対応を連携医療機関と協力して行う場合でも認める。
「地域包括診療料2」は、▽時間外対応加算1の届け出▽在宅療養支援診療所(在支診)▽常勤換算2人以上の医師を配置(うち1人以上が常勤医師)-のすべてを満たすことが要件とされた。上位加算の「地域包括診療料1」は、3要件に加え、「訪問診療を提供した患者のうち、その医療機関での外来診療を経てから訪問診療に移行した患者数が10人以上」と、「直近1カ月の患者※のうち、往診または訪問診療を実施した患者の割合が70%未満」の要件を共に満たす必要がある。
※初診、再診、往診又は訪問診療を実施した患者
(残り1636字 / 全2083字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】