2018年度診療報酬改定に向けた中央社会保険医療協議会(中医協)の議論が最終コーナーに差し掛かった。これまで最もインパクトがあったテーマは、入院医療の評価体系の抜本的な見直しだろう。中医協の「入院医療等の調査・評価分科会」の武藤正樹分科会長(国際医療福祉大大学院教授)に、これまでの議論のポイントを聞いた。【聞き手・大戸豊】
■看護必要度の該当者割合は「30%」の攻防に
-昨年11月下旬に突然、急性期の入院医療の抜本的な見直しが提案された。
武藤 昨年8月24日の「入院医療等の調査・評価分科会」では、7対1と10対1の「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)などを比較したが、分科会の委員も7対1と10対1の再編・統合が進むと思っていた。
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