社会保障審議会福祉部会の「福祉人材確保専門委員会」は4日、「介護人材に求められる機能の明確化とキャリアパスの実現に向けて」を取りまとめた。
介護人材不足が深刻になる中、介護職グループを取りまとめるリーダーの育成は喫緊の課題。介護事業所はもちろん、医療機関でも介護福祉士の活躍の場が広がる中、病院関係者も他人事ではない。【大戸豊】
■介護職がグループで動くためにリーダーが必要
専門委員会の議論の背景には、深刻な介護職不足がある。
政府が2015年に公表した介護人材の需給推計では、25年には約38万人の需給ギャップが生じるとの見通しが示された。当然、未経験者を含めた多様な人材の参入を促していくことになるが、介護職のリーダーには、多様な人材をマネジメントしながら、定着を促すことが求められている。
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