ほんの数年前まで、入居希望者があまりに多く、希望してもすぐには入居できないのが当たり前だった特別養護老人ホーム(特養)。しかし、2015年度の介護保険制度改正や深刻化する介護人材不足から、その状況が変化し、空床すら生じ始めている-。そんな報告が6日に開かれた厚生労働省老健事業のシンポジウムであった。調査・分析を担当した有識者からは、入居者の重度化に対応できる人材を確保することや、高齢者介護だけでなく障害者へのサービスや保育サービスを強く意識した経営を目指すべきとの声が上がった。【ただ正芳】
シンポジウムは16年度の厚労省老健事業「特別養護老人ホームの開設・運営状況に関する調査」の一環として行われた。
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