地域包括ケア病棟の“埼玉県第一号”として、2014年春に届け出が受理された「はとがや病院」(川口市)。この2年余りの間に、介護療養病床を「新型老健」に転換するなど、医療が必要な高齢の患者の療養環境を整備してきた。そしてこの秋、残る介護療養病床(60床)を医療療養病床へ移行させる。地域包括ケア病棟入院料の算定上限となる60日超の入院患者の受け皿も整備し、急性期の受け入れ基盤をさらに強固にする方針だ。【敦賀陽平】
■包括ケア新設で患者像変化、ナースにも活気
地域包括ケア病棟の新設から2年余り。新たな病棟は院内にどのような変化をもたらしたのか―。「在宅復帰率が上がったことで、ナースに活気が出てきました」。金子聖子看護部長はこう話す。
サブアキュートの患者受け入れが課題-地域包括ケア病棟3年目の戦略(1)
退院支援や病床管理と並行し、大きな効果-地域包括ケア病棟3年目の戦略(2)
7対1算定できるのに転換、内科病院の決断-地域包括ケア病棟3年目の戦略(3)
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